舞鶴市の指定文化財であります 「糸井文庫」から「浦島太郎」と「義経千本桜」をカードケースにしあげました。舞鶴巧芸では樹脂の透明性を高め、気泡の混濁を極力減らすために2液性の樹脂を使用している為 硬化に時間がかかります。静かに完成を待っているところです。
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糸井文庫とは?
「糸井文庫」は、京都府与謝野町岩滝出身の実業家・糸井仙之助(1874~1949年)が丹後地方にゆかりの書籍・古文書・錦絵など網羅的に収集したもので、総点数は2,200点に及びます。なかでも、酒呑童子、浦島太郎、三庄大夫など丹後地方の伝説を題材とした浮世絵は、全国的に見てもこれに匹敵するものは見当たらず、地域性の豊かなコレクションとして高く評価されています。
昭和24年1月、当時の舞鶴市長・水嶋彦一郎らによって、その大部分を舞鶴市が譲り受け、現在、舞鶴市の指定文化財となっています。